みどり荘の住人



佑くんはそう言ってまたフッと笑った。



……下手くそって。

前にも光くんに言われたけども。



隣で人参の皮剥きを再開した佑くんを見て、私も皮剥きをする。




その後は二人で特に話すこともなく、作業を続けた。


具材を切り終えたら炒めて、水を足してアクをとり、ルーを入れる。


佑くんは結局最後まで手伝ってくれた。


……私はほとんど佑くんの隣に立って見ているだけだったけど。





グツグツと煮えているカレーを覗き込む。

……なんとか、無事出来た。



私はふう、とため息をついた。


今はちょうどお昼時で、もうすぐみんなが食堂に集まってくる時間帯。


あとは、ご飯をよそって、カレーをつぐだけ。



ほんと、できてよかった。