「わ、分かりました。頑張ります」 私はコクリと頷いた。 「ありがとう!じゃあ、材料とかは全部出してあるからそれを使ってね」 絹さんは安心したように笑って、着ていた割烹着を脱いだ。 ……大丈夫かな、私。 包丁も握ったことないよ? 「じゃあ行ってくるわね。本当にごめんね、よろしく」 絹さんはそう言ってさっさと台所を出て行ってしまった。 ……絹さん、私が料理したことないって知らないんだろうな。 みんな、ごめんなさい。 今日のカレーは大変なことになりそうです。