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「瑞希ちゃん、ちょっと手伝ってくれる?」
お昼ご飯の支度の時、絹さんが台所に立ちながら私を呼んだ。
私はテーブルを拭いたり、お皿を数えたりしていたのを中断して、絹さんのもとへ向かった。
「どうしたんですか?」
「ちょっと今からやらなくちゃいけないこと思い出して……。ごめんけど、お昼ご飯の支度代わりにできる?」
絹さんは申し訳なさそうに言った。
……私が、絹さんの代わりに料理。
む、無理。
「大丈夫よ、多少失敗してもみんな食べてくれるから」
絹さんは私が怯えたことに気づいたのか、あんまりフォローになってないフォローをした。
「ちょっと行かなくちゃいけないところ思い出しちゃってね、長くかかりそうだからお願いしたいんだけど……」
絹さんは本当に困っている様子。
確かにここは絹さんのご飯代も含めた家賃を払うようになっている制度らしいから、ご飯が出なくなると絹さんの契約違反になる。
……今日のメニューはカレー。
カレーなら初心者も作れるような料理のはず……。
