みどり荘の住人




「……さっきの、佑、くん?って人もここに住んでるんだよね?」



私はためらいがちに聞いた。



「うん。そう。でもあいつ、長い間出かけることが多いから、あんまここには、いないかな」



……やっぱり佑くんは、絹さんが言ってた、もうすぐ帰ってくる人だったんだ。




「佑くんも高校生、だよね?」



「うん。俺と同い年。17」



やっぱり同い年だった。





「……そのうち、あいつの暴言にもなれると思うから、我慢してやって」



光くんは申し訳なさそうに笑いながら言った。




……光くんが気にするようなことでは……。



私はそう思ったけど、とりあえず光くんの優しさに甘えて頷いた。