「は?見たっていうか、見えたんだよ。つーか、こいつ誰?」 男の子は光くんの言葉に少し驚いた後、目を細めて私を見た。 「…………」 私は無言を貫く。 さっきから、固まって声がでないんだもん。 「……少し前からここに住んでる、瑞希」 光くんが代わりに言ってくれた。 「あっそ」 男の子は自分から聞いたくせに、興味なさそうに頷いた。 ……感じ悪。 「じゃ、俺、さっき入り損ねたから今から風呂入るわ。またな、光」 そして、男の子はそう言って私と光くんの横を通り過ぎてお風呂場へと向かって行った。