「早くご飯食べに行こ」
私は光くんの謎の笑みが気になったけど、光くんにそう言われて、追求するのを諦めた。
光くんの後について家の中へ入って行く。
「あ、瑞希」
と、突然光くんが振り返った。
「ハルと沙月さんのこと、瑞希が気にするようなことじゃないから」
……!
な、なんで気にしてたこと分かって……。
私は思わず目を見開いて光くんを見た。
「ぼーっとしてたのは、事情聞いちゃったからでしょ」
光くんが、優しく笑った。
「……っ」
初めて見た光くんの優しい笑顔と、光くんの言葉に、何故か胸が詰まる。
「事情聞いたから、瑞希は自分が家出してること気にしてるんだよね」
……こ、光くん。
エスパー?
