「……言わないの?」 光くんが急かす。 「…………」 私はどうするべくもなく、黙った。 「……何?聞こえないんだけど」 と、いきなり光くんがぐっと近づいて顔を覗き込んできた。 「……っ」 近い。 というか、私、何も言ってませんから、聞こえないも何もないですよ。 案の定、免疫のない私は赤くなる。 ……光くん、よく見ると、ほんとに整った顔してるんだもん。 少しくせのある、ふわふわの黒髪。 スジの通った鼻、薄めの唇。 綺麗な肌に、涼しげな瞳。 ……なんか、テレビ出てそう。