みどり荘の住人




「ほんとに、瑞希ちゃんはそんなに気にしないでいいのよ」


沙月さんは、私の顔を見て申し訳なさそうに言った。



……沙月さん。







「ごめんね、こんな話聞いてくれて」



沙月さんはそう続けた。



「いえ、私の方が聞いてしまったので……」




「瑞希ちゃんはいい子ね」




沙月さんはそう言ってまたふんわりと笑った。




「じゃあ、私もしなくちゃいけないことあるから。草取り頑張ってね」




沙月さんはそう言って家の中へ戻って行った。