あれからは何事もないみたいで安心した。

クッキーは、すっげぇーうまかったけど、あんなこと思い出させたくないから、ホワイトでーの時に感想いうことにする。

もうすぐ卒業なのに、仲悪いまま卒業すんの可哀想だな。

そんなとき、アンナに事件がおきた。

ハルが陰でいじめられていたからだ。
そのときアンナはハルを守った。

絶対ハルに何も不幸なことがないように。

でもそれを不安に思ったハルが、アンナに問いつめた。

そうしたらアンナが「親友だって言えないことぐらいあるでしょ?」と言った。

ハルは泣いてキレた。

「ふざけんな!
何でも話せる、何でも相談できる、それが親友でしょ!?
違う?!
もー、いい!
アンナなんて友達じゃない!」

アンナはその日ずっと泣いていた。
ずっと震えていた。
たまに過呼吸もおこしながら。

ハルをいじめる計画をたてたのはリッカだ。
アイツ何考えてんだ?

でも、ハルはほかの友達から事情を聞いて、アンナに謝った。

アンナもずっと謝っていた。
2人とも泣き笑い。

よかったな。アンナ。