〇月☓日

こんなに好きなのに。
先輩は気付いてくれない。
私は、どうしたらいいの?

〇月☓日

今日は先輩といっぱい顔合わせた!
でも、先輩は見てくれてないよね・・・。


「はぁ・・・。」

そう、ため息をついている私は加宮 歩夢(かみや あゆむ)

咲之陸学園に通う中学二年生です。

なぜ、私がため息をついているかと言うと

「青山先輩」

「うわっ!由依!びっくりしたぁ」

私の後ろから声を掛けて来たのは坂本 由依(さかもと ゆい)
同じ学校の大親友

「また、青山先輩?」

「うん・・・。」

「もっと、他にも良いのいんじゃん!何で寄りによってあいつわけ?」

「青山先輩は特別なの!笑った時の顔は特別にかっこいいんだから!」

「はいはい。それ100回は聞いた」

なんて呆れて言うもんだから私は少し腹が立った