先輩と私



「人を馬鹿にして、見下げることでしか自分の立ち位置を築けないのって恥ずかしくない?」





「なんの話してんの」





「惨めにならない?ほんとブスだよね、弱いよね、吐き気する。」





さらに醜い顔になっていく。


まだまだ言いたいことあるのに、都合よくチャイムが鳴る。




「篠原、来い。」




さっきは驚いて菜々って呼んだ祐兄も今は先生だ。


黙って先生に着いて行く。