先輩と私



授業が始まると、いつも通りの光景。


ある特定の人が、発言や何かの行動をするたびにクスクスと、目を合わせて馬鹿にして笑う人たち。


何が楽しくて笑っているのだろう。


どこに笑う所があるんだろう。



嫌いだ。汚くて、醜い。



吐き気がする。


その子の耳に聞こえるような声で、笑って馬鹿にして悪口を言う。


そのくせに、面と向かって言わない。


卑怯すぎる。


よく1年近く耐えてきたな、と思う。


誰よりも、その子が強いことは間違いないのに、


はき違えた『強さ』を持つ人が、一番だと思いこむ。