「だと思う?(笑)まぁかなり菜々ちゃんの事好きみたいだし、そのうち友達なってあげてって頼まれそうだけどね~でも、今ここに来てるのは俺の意思だけど」
「そうですか。あの、率直に言わせてもらうと、すごく気持ち悪いので来ないでください。」
「うわ、初めて女の子に気持ち悪いって言われた。」
それでも、笑ってるこの人。
怖い。何か企んでそう、とかそう言うのじゃなくて、
何か怖くて仕方ない。
「目が笑ってないのにずっと笑ってるところも、何考えてるか掴めないところも、すっごい怖くて気持ち悪いです。失礼します」
頭を下げて私は、教室に戻った。

