「祐兄、痛くて動けないから車で送って。」 「あぁ、分かった。仕事終わらせてくるから、ここにいろ。あ、そうだ、菊池。悪いけど、何かあってもいけないから、それまでこいつ見てやって」 一人で居れるわ、と思いながらも、めんどくさいので何も言わずに机に座る。 「あぁ、分かりました~」 そう言いながら、私の横の席に座る。 ちらっと見ると、すっごい笑顔でこっちを見てる。 「え、なんでしょうか」