先輩と私



「まだ分からない?そうやって集団じゃないとなにも出来ない所も、図星指されてクラスで恥をかかせた私に何かしてやろうって思ってるところも、全部キモイって言ってるの。」





「あんたねぇ」





相手の怒りを爆発させたみたいで、思いっきり肩を押されて尻餅をつく。





「汚い手で触らないでくれる?別に何とでもすれば?お前らみたいな人間のゴミに、私が負けるわけないし。」





「いい加減にしろよ」




尻餅をついたままの私に向かって、カバンが投げられる。


茶番かよ、ほんとに。