月花+ゲッカ+



唯は俺たちのことよく見てるっていうか、わかってくれてる。


「ねぇ、嵐!見てみて!どう?私の制服姿!」


白いセーラー服に紺色のスカート、それから緑色のスカーフを着た律がベッドの脇でクルクルと回ってる。


「どうって言われても…ってか、あんまり回ってるとパンツ見えるぞ」


呆れながら言うと、律は回るのをやめてスカートを押さえた。


少しだけ顔も赤い。


「なぁ、ホントに遅刻する」


唯に言われて時計を確認する。


時刻は8時15分を回っていた。


「やっべぇ!!」


寝巻き代わりに着ていたTシャツを慌てて脱ぐ。


「ひゃっ!」


声を上げたのは律だった。


顔を両手で覆いながら下を向いてる。


最近律の様子がおかしい。


今まで上半身裸とかでも全然平気だったのに、最近になって今みたいな反応を見せる。


とりあえず律の後ろに掛けてあった制服を取ろうと、立ち上がって手を伸ばす。


「きゃあぁ~!!」


俺の手が肩に少し触れただけなのに、律は悲鳴を上げて部屋を飛び出ていった。


なんなんだ、いったい…。


「ほら、律も女の子だから。そういう年頃なんだよ」