メガネはずしちゃダメ!

そんなことを机の下で思い、安堵しているあたし。


それから…

5分としないうちに資料のまとめが終わったらしく、

上からはトントンと音がした。

『え…早くない?

あたしの仕事ってこんな簡単に終われるもんなの?』

自分に渡されている仕事は普通くらいの簡単なものでもなければ、

難しいものでもない。

でも、5分で終わらせられるようなものじゃない。

頭の中で悶々と考えていると、

「おい、

咲乃いるんだろう?出てこい!」

その人物が芹沢である事実をあたしにわからせるかのような少し低い声が部屋の中に響いている。

『何で…芹沢がここに…帰ったんじゃないの』