「いいよ。
今日だけ」


あの冷たい優輝さんからは想像ができないほど優しい声で言ってくれた。


その声にまた泣いて。


私が泣き止むまで優しく抱きしめてくれていた。


「風呂入ってくれば。顔ひどいよ」


どれくらい泣いていたかは分からないけど、優輝さんの肩がびしょぬれだった。


黙って頷いてお風呂へ行く。


ザーーッとシャワーを浴びてまた泣いてしまう。

ツライ。