人目もはばからず泣き叫ぶ私の口に
何か当たった。


声を出せない。



涙でぬれた目を開けると目の前には優輝さんの顔。

「んぅ…!!ばっ…!なにすんのよ!!」


「うるさい」


一瞬口を離してそう言ってからもう一度口を近付けてきた。