あれは。
マコちゃんの、
猿山まこととしての、男の声だ。


あんなに女の子になりたいって。

目を輝かせていて。

本物の女の子になれてたのに。

これもまた、私が壊した。


疫病神…。
死んじまえ…。か。

まさかマコちゃんに言われるなんて…。


「…っ…うっ…ひっく…うぅ…あぁ…!
馬鹿!私の馬鹿!馬鹿ぁ!!!
あぁあ…!死にたいよ…死にたいよぉ…うぅっ…うぁあああああ!!!!!」



狂ったように泣き叫んだ。

きっとマコちゃんだって泣いた。

悠希くんが死んた時も、1人で耐えていたのかもしれない。

私は何も知らずに「嫌われちゃったかも」なんて。

馬鹿じゃないの!?


私はマコちゃんや光、優輝さん、悠希くん、みんなに嫌われてたんだ。


なんで、気付かないんだろう。

どうして私はこんなに馬鹿なの。


どうしてこんなに人を不幸にするの!!!