「小泉さん、ここ教えてーっ」



「あ、うん…」




また今日も、机にたくさんの教科書や参考書を乗せて、勉強をする。




「そっかぁ、ありがとー!」



「…うん。」




私は、夢物語の小説みたいに、可愛いとか美人とか…



特別な能力を持ってたりするわけでもない。



頭がいい方の、クラスで一人はいるってゆうのに入る、真面目系女子。



頭がいいとみんなが頼ってくれるし、お礼を言われる。



悪くはないから、頼って欲しくて勉強をする。



…そうやって、生きてきた。



だから、独りには慣れたし、孤独の辛さも理解が出来た。



…寂しくない、勉強だもの。