「えっと…私はりょ………」
言おうとしたそのとき。 

「なんだお前らまたケンカしてたのか?」
聞き覚えのある声が聞こえた。

「違うよ〜!僕がコーヒーを恭くんの服に
 こぼしちゃったの〜 恭くんは悪くないんだ …けど…僕のせいなんだ」

「ま、そういうことだよ」
恭くんという人が言った。
 
 ん…………?
(この声どっかで………!)

「あーーーー!!!!!!さっきの!!」

「えー?要くんの知り合いー?」

「あ。さっき寮の前で叫んでたヤツだ」
(なんですってぇー?今なんて?)

「叫んでないし!気合い入れてただけ!」

(やっぱ、この人ムカツクー!!!)