「あ、すいません。わたし用事思い出したんで先にいきますね」
そういってももかは葵先輩にばれないようにウインクしてきた。
気つかってくれたんだ…
「あ、そーなんだ? おつかれさまー!」
ってことは…
葵先輩と2人きり!?
むりだよー…
「めいちゃんだよね??」
「は、はいっ」
若干声が裏返ってしまった。
うう…恥ずかしいよ…
「ぷっ…めいちゃんかわいー」
!?!?!?!?
え、今かわいいって…
「か、かわいくなんてないですよ…!」
顔があつくなる…
絶対顔あかいよー…
くらくてよかったぁ…
「送ってくよ。家、どこ?」
「送ってもらんなんてとんでもないです」
「だーめ。暗いのにかわいいこ1人じゃ危ないでしょ?」
またかわいいって…
でも…送ってもらってもいいよね…?
こんな機会2度とないかもしれないし。
「じゃあおねがいしてもいいですか?」
「うん。いいよ」
それからは結構リラックスしていろんな話をした。
「あ、わたしの家ここです!」
「けっこー学校から近いんだね。 じゃ、また明日ね〜」
「ありがとうございました!」
片手をあげて今来た道を引き返していく。
なんていい人なんだ…
かっこよすぎる!

