「もしもタイムスリップできたらさお前はどこの時代に行きたい?」


急な質問をしてきたのは神山龍(かみやまりゅう)


私の彼氏だ


「そうだな… 私は…」


私は未来には行かないと思う


戻るなら私は過去に行きたい


過去に戻って後悔ばかりだった人生をやり直したい


「あっ、てか何でそんなこと聞くの?」


「何かレポートでさタイムスリップのことについて書けって言われたんだよ」


龍はなぜか笑っている


「何で笑ってんのよ」


「いやー、本気で考えてたからさ」


真剣に考えて損した


だいたいタイムスリップなんて出来るわけないのに…