うるさいな…


この猫…


「そうよ! 私は後悔ばかりの人間よ! でもね平凡に生きてきたの!」


私は手帳を猫執事に向けて投げた


「まぁ、そんなに怒らないでください」


「てかそんないっぱいあるのに1個1個やっていくの?」


私は手帳を指差した


「いいえ 全てではありません 私が何個に絞りました」


猫執事が手帳を開いて私に見せた


横の四角の欄にはチェックが


「何であんたが決めんのよ だいたい私自身のことでしょ?」


「大丈夫ですよ 大きな出来事だけを抜粋しただけですから」


猫執事はニコッと笑った


「じゃあとりあえず私は過去に行くのね?」


「はい、過去に戻りやり残したことをやってきてください」


過去に戻れるならこんなラッキーなことはない


「わかった 過去に行く あなたの言ってることが嘘だとは思えないしね」


しょうがない…


過去に行こう


私は過去に行くことを決意した