君のためならいくらでも

「ほら…俺他のやつよりカッコイイし
ずっとミカの事好きだったし
お金には一生困んないし
何よりお前を守れる男だから」

そんなキザなセリフを吐いてくるとは思わない。でもその時私の心を射止めるには十分過ぎて。

「じゃあ…私と付き合って下さい」

「もちろん!」

私達は今までにないくらいの笑顔で笑いあった。