「私、人間なのに。なのにこんな暮らしできるのかしら?食べ物だって...」

ボソッと呟くと、なーに言ってんだ、と返ってきた。

「今更なにいってんだよ。ルナンシーはもう立派な河童になったんだよ。」

どういうことよ。

「そんなこと言われても嬉しくないわよ。」

「その証拠に今、クッキー食べただろう?これは人間の口には合わない。だって初めにここに来てドリンクを飲んだ時まずそうにしていたじゃないか。」

私は机の上のクッキーを見た。確かになんとも思わなかった。普通のクッキーと変わりなかった。