もう一度わたしは全身の不気味な緑の皮膚を眺めた。

カエルのような姿。
これが天に昇る段階の姿なのかな?

人間は最終的にこんなに気持ち悪い姿になってしまうのか。

けど死んだんだから見た目なんかどうでもいい。変な姿だって、もう恋をすることもないし、大切な誰かに会うこともない。

あーあ。こんなことなら部屋を綺麗に片付けてから帰省すればよかった。
後で恥ずかしいものを見られたらいくら死んでるったって嫌よね。

さっきまでの死にたくない!という思いはいつの間にかスッとなくなっていた。