先の見えない薄暗い道を進む。足元はぬかるんでいて不安定だ。
足元...
その時、自分の足を見て心臓が大きく跳ねた。全身にゾクゾクした感覚が足から背中を伝って頭のてっぺんまで這い上がってくる。
見たことのない足
足なのか、自分のものなのかさえ一瞬分からなかった。
カエルのような、ぬめっとした緑色の物体が二つ。その形は大きなカエデの葉っぱみたいだ。
手もそれと全く同じだった。
気付けば、全身が緑色のヌメヌメした物体になってしまっている。
何これ、きもちわるっ。
人は死ぬと、一旦このような体になるのだろうか。死ぬなんて初めての体験だから何もかも分からない。
こんなに冷静な考えをする自分もさらに気持ち悪かった。
足元...
その時、自分の足を見て心臓が大きく跳ねた。全身にゾクゾクした感覚が足から背中を伝って頭のてっぺんまで這い上がってくる。
見たことのない足
足なのか、自分のものなのかさえ一瞬分からなかった。
カエルのような、ぬめっとした緑色の物体が二つ。その形は大きなカエデの葉っぱみたいだ。
手もそれと全く同じだった。
気付けば、全身が緑色のヌメヌメした物体になってしまっている。
何これ、きもちわるっ。
人は死ぬと、一旦このような体になるのだろうか。死ぬなんて初めての体験だから何もかも分からない。
こんなに冷静な考えをする自分もさらに気持ち悪かった。