近所のおばさんたち、鍵を忘れた私を、家に招き入れてくれた。

部活の先輩たち、何もかもが初めてな私に、優しく教えてくれた。

小学校の先生、おばあちゃんみたいに優しかった。

中学校の先生、思春期で、いろいろと迷惑をかけました。



私は、たくさんの人に支えられて、今ここにいる。

ベットの上に寝転がる。

周りには、両親と、専属医のおじさん。

泣きそうになっている両親に、手を握ってにこりと微笑む。

ありがとう

声は出ないから、口パクで。


だんだんと視界がぼやけてきた。

あぁ、眠くなってきた。



さよなら、大好きな人たち。