恋がしたい。







「…もっと。」



気付いたらこんな事を口走ってた。





「なに?」



「もう1回、したい…」





こんなの…ダメかな。

欲張りかな。


変…かな?


マーくん、ひいてるかな。




恐る恐るマーくんの顔を見上げると


恥ずかしそうに
そっぽ向いて




「ヒメ、反則だよ。可愛すぎ!」



そう言って


あたしを抱きしめた。


ふたつの鼓動が重なる。


だいすきな人の、体温が直に伝わってくる。