顔をあげるとそこには、、、
遼ちゃんの顔があった
「遼、、、」
北野が真剣な顔で遼ちゃんを見つめていた
すると遼ちゃんはすごい勢いで私を連れて早足で歩きだした
「遼ちゃん、遼ちゃん」
歩いてる途中、私は遼ちゃんに何度も話しかけたが無視されてしまった
しばらく連れられて歩くと、遼ちゃんの部屋の前に着いた
すると遼ちゃんは私の顔をのぞきこんだ
「入れよ
泊まるとこないんだろ?」
「え、、、」
でも中には美波ちゃんが、、、
いるんじゃないの、、、、
遼ちゃん、、、
私の気持ち知ってるくせに
そんなに美波ちゃんとの仲を私に見せたいの?
私はそんなことを考えながら部屋の前に突っ立っていた
「いいから入れ」
遼ちゃんが言った
そんな
入れるわけないじゃん
無理だよ、、、
そんな私を見かねたのか
遼ちゃんは私をグイっと部屋の中へ押し込んだ
「きゃ、きゃあ」
中に入ると誰もいなかった
え、、、、

