「戦う理由。あたしの優芽を返してもらおうかぁ。」


行くよ黒神さん、凛羽の声で黒神は空中で身を翻し、凛羽はその刀の柄を手に掴み構える。




「そうゆうことなら、うん分かったよ。」


恭弥はにいっと唇を釣り上げて笑う。




意思疎通、頭の上の小鳥は一瞬にしてその姿を武器へと変えた。


恭弥はそれをシュッと振り下ろして構える。




「すぐだよ。時間が惜しいからね。」


「そのつもりだよ。」


「ふん。ここじゃああれだね、場所を変えよう。」




一瞬で終わらせる。


二人は言ってたんと地面を蹴った。




てゆうか、え？


何？この展開。


読めそうで読めてた展開だけども！


しかも普通なら、私のために戦わないで！とか、そーゆう！えーと…


てゆうか、え？


あたしはどうすればいいのですか。


主役が主役じゃないよ。


止めても怒られそうだし。


置いていかれたし。




愛衣のとこ行こう。