「副長!」
みんなの無事を願っていると忍者服に身を包んだ山崎が姿を現した
「山崎くん!」
「副長!本命は池田屋でした!」
「なんだって!?」
「私は今から土方副長にこのことを伝えにいきます!」
「わかった!あ、山崎くん!」
駆け出そうとした山崎を山南さんがひき止めた
何か伝えることがあるのかな?
「木村さんを連れてってくれ」
「はい?」
空耳かな
私を連れてってくれって聞こえたわ
「祐姫を、ですか?」
「そうです」
あ、やっぱり聞き間違えじゃなかったのね
山南さんまだ熱があるのかな
「山南さん、何をいってるんですか?私はここを…」
「いきなさい、これは副長命令です」
いつにもなく真剣な顔をした山南さん
びっくりして言葉が出てこなかった
「祐姫、早ぉ!」
「っ!!うん!」
山崎の催促の言葉とともに私は駆け出した



