「「なっ!!」」 私は首を少し傾けた 首に鋭い痛みが走り、一筋の血が流れる 嗚呼…痛い、ということはこれは夢ではないんだな そういえばさっきから痛みがリアルだった 「どうしたの?斬るんでしょ」 “これは現実” 首の痛みがそう私に教える 私の行動と言葉に動揺する二人 「斬っていいよ?…どうせ私は…」 私がポツリと呟いた言葉に二人は眉を潜めた 「おい、おま─」 ─ガラッ