「おい、お前何者だ。名前をいえ」
私を連れてきた人とは違う人が私に問いかける
「何で?」
「…は?」
「何で見ず知らずの貴方に名前を言わなくちゃいけないの?」
私がそういうと私に質問した人は青筋をたて、もう一人は抜刀して私の首に刃を当てた
少しでも力をいれたり、動いたら切れるだろう
「君はバカなんですか?自分が置かれている状況わかってます?質問に答えなきゃ斬りますよ」
「斬れば?」
私が真っ直ぐ目を見ながら答えた
二人とも目を見開く
まぁそうだよね
普通は斬られないよう命乞いするよね
でも、私は…
─プツッ



