「ここに置いてもろてるんやってな、良かったな」
心配してくれていたのかお花さんは自分のことのように喜んでいた
「ところで、何してはるん?」
「あ、夕食の準備。今日は宴らしいんだけど…何を作れば良いかわからなくて」
「宴…?」
何かひっかかるのか眉をひそめた
「あー…あの人何考えてはるんや…えーと…祐姫ちゃん、今夜はうちが作るわ」
「え?何で?」
「えーと…ほら、何作れば良いんかわからへんのやろ?うちが代わりにやったるよ」
「いや、これは私の仕事だから」
「せやけど…」
私が断るとお花さんは困ったような顔をした
「…じゃあ一緒に作ってもええ?それならかまへんやろ?」
「まぁ…」
「なら始めよか」
お花さんはまな板の前に立つと嬉しそうに料理を始める



