義父さんは医者、義母さん(オカアサン)は看護婦をしていて、二人には子供がいなかった
義父さんはお母さんの知り合いで、もうすぐ二歳になる私を引き取った
義父さんは優しかったけど、義母さんには嫌われてて…
『何でだろう?』ってずっと思ってた
でも当たり前よね
本当の娘じゃないんだもの
そんなことを知らなかった私は、義母さんに気に入られようと必死にいろんなものをしたわ
勉強、家事、剣道…
試せるものは何でもやった
でもみんなダメだった
何回テストで満点をとっても
何回試合で勝っても
何をしても変わらなかった
この時代に来る前日、私は18歳になった
その夜に伝えられたの
私は婚約者がいて一週間後に顔合わせをするって
突然のことで驚いた
でもそのあとのこの話の方が衝撃的で私はただ呆然とするしかできなかった
そして思ったの
私は捨てられるんだ
義母さんは私を嫁に出すほど…



