∽沖田side∽
―ぽたぽたっ
僕の血で黒々と変わった地面が再び赤色に染まる
「……え」
「カハっ…!!く、そっ!」
僕に向けられていたお圭さんの小太刀は僕の目の前に立つ祐姫ちゃんのお腹に刺さっていた
そして、お圭さんのお腹には別の刀が刺さっていた
土方さんをみると自分の刀を投げたんだとわかった
「まぁ、いいわ…使命は…果た、し…たもの…」
倒れたお圭さんは満足そうに微笑むと、静かに目を閉じた
「桂、さま…」
お圭さんの目から涙が一筋流れる
彼女の顔はとても穏やかな表情だった
「祐姫ちゃん!!」
目の前に倒れた祐姫ちゃんを抱き抱える
祐姫ちゃんの頬に僕の涙が落ちた
「沖田…泣い、てるの…?」
「祐姫…喋るな、今山崎が来る」
土方さんがお圭さんに合掌しながらいった
「何で…何で僕を庇ったんですか!!」
涙をポロポロ流す僕とは正反対に祐姫ちゃんは微笑んだ



