ペナルティ


「「さっきはすまなかった(すみませんでした)!!」」


二人が同時に頭を下げる


「……止めて」


私のその一言に頭をあげる二人


「女だからって容赦するの?」

「それはっ…」


私の言葉に顔を歪ます二人


「貴方たちは何も悪いことはしてない、怪しかったから疑った。ただそれだけ、そうでしょ?」

「「……」」


二人が私をじっと見る


「土方歳三…」

「………」

「俺の名だ、お前も名乗れ」

「…そっちは?」


私は答えずもう一人に目を向ける


「僕ですか?僕は沖田総司です。君は?」

「………ハァ…木村、佑姫」


私は渋々答える