「「おっ女子!?」」
「何その反応…私が男に見えるの?」
スカートはいてるのに…
どこか少しショックを受ける私
二人は私に近づき上から下までまじまじと見る
「えっと~…」
私に刀を突きつけていた男が顔をひきつらせながらもう一人を見る
「沖田はん最低どす、女子に刀向けるなんて!それでも武士どすか」
「すみません…」
お花さんは何故かまだぷんぷん怒っていた
知り合いというわけでもなく、初対面なのに、何でそんなに私のことで怒ってるの─?
私は不思議でならなかった
私は無意識にお花さんをガン身していたのだろう
彼女は私の視線に気づきこちらをみるとふわっと優しく微笑んだ
「首…切れてもたなぁ、手当てしたるさかい来ぃ」
「……別にいい」
「良くあらへん、さっさとついてくる!」
「はい…」
お花さんはてきぱきと私を縛っていた縄を解き私を別の部屋に引っ張っていく
私は何となく男二人に助けの眼差しを向けるも、二人は苦笑いを浮かべるだけだった



