「と、とにかくこの表紙訂正しなさい!!!今すぐ!!」 「ところで今日は何か本をお探しで?」 「あ、そうだったわ」 人間の問いかけに我に返り、本来の目的を思い出した。 すっかり“人間がイメージしてる厚化粧口裂け女”の話は流れていき、“コイ”について調べなければならないという使命感に溢れた。 「“コイ”についての本を探している」 「コイ……あ、恋愛小説とかの類ですね。こちらへどうぞ」 れんあいしょーせつ? 私はコイと言ったのに…。 まぁいい。 間違ってたら夜この女を殺せばいい。