口裂け女の恋愛事情


まさか私の本が置かれているなんて…。




きっと可憐で美しい私が描かれているはず。




そう期待で胸を膨らまし、分厚い本の一ページをめくった。





「なな…っ。な!!」





驚きのあまりつまった声が静かな図書館へ響く。




ジロジロと人間に見られるが、そんなの構ってられない!




そこの表紙に描かれていたのは、怖い形相で耳まで裂けてる口に赤い口紅。




極めつけは厚化粧ときた。




私は厚化粧がいっっちばん嫌いなのよ!!