「何故そのようなことを言われるのです?」
「は?」
「私は自分の意思で逃げませんでした。せいくんが自分を責める必要はありません」
「だけど…………好きでもない男に抱かれたんだぞ!?」
「好きとか分かりません!!ですが…………」
虹真はうっすら涙を溜めて
「嬉しかったです」
予想外なことを言った
え?
嬉しかった?
「ごめん。意味が分からない」
「私にも分かりません!!ですが以前にも言いましたようにせいくんにはドキドキして
キスはもっとドキドキして
抱かれた時にはドキドキしすぎて心臓止まっちゃうかと思いました」
それはつまり
「嫌ではなかったってこと?」
「勿論です」
そっか…………
とりあえず良かったのか?



