「世或達も食べな。交代してあげるから」
「叶瑠くんはもういいの？」
「うん。今ダイエット中なんだ」
「何で？叶瑠くん太ってないよ」
「いや…………体脂肪率あがってて……」
体脂肪率上がっていたことがかなりショックなのか叶瑠くんは空笑い
叶瑠くんが交代してくれるなら俺は食べよう
「まさか無傷で済むと思ってねぇよな」
「世瑠くん？何そのでかいジョッキ」
「散々口に肉突っ込みやがって」
「あはは。ごめーんね」
「おら呑めよ。俺の酒が呑めねぇのか？」
くそ
仕返しされた
馬鹿みたいなでかさのジョッキには度数の高いウォッカ
死ぬ…………
ただでさえ酒に弱いのに
このジョッキを一気に呑まされ
勿論俺は
「にま～」
「せいくん？」
「可愛いね。ちゅーしよっか」
完璧に酔っぱらい
そうなれば理性なんてものはない
「そのまま襲え」
「よーくん…………カギちょーらい」
「カギなんかかけんな」
「やら。カギするー」
理性は無くてもカギをかけなければ邪魔されることくらい分かる
