「撮影始めます」

「世或、出番」

「………………はいはい」




さて、頑張りますか







「やっぱりいいな。流石しぃと架也の息子だな」




叶瑠くんや周りのスタッフが俺の撮影を見て





「本格的にあの話進めよう」




何か進められているとは知らず





「いいな…………撮影」




撮影が楽しくて自然とモデルをしていた

俺…………親父の息子だな……




カメラのシャッター音

周りのスタッフとの作り上げる

1枚1枚の写真




楽しくて仕方ない




本当のところモデルはやりたいって思ったことある


だけど俺がモデルをすれば親父や詩或の七光りだとか

普通の生活は出来ない








それは嫌なんだよな…………





だから顔は出さない条件でたまにモデルはしている