氷の恋愛






でも今は笑える



やっぱり俺には虹真が必要なんだ






この最高のステージで最高の笑顔してやる







そんで





「俺より先に会うとかムカつく!!」

「男の嫉妬は醜いネ」

「うるせぇ!!」







虹真に会うんだ!!








虹真…………見ててくれ





俺はこの舞台で飛び級してトップに立つから






「セイア、負けないよ」

「あぁ、俺こそウィルに負けねぇ!!」










ここまでの道のりは楽じゃなかった

長くて先が見えずこのまま俺は親父すら抜けないって思った時もあった




苦労してきたからこそ







ここに立てる喜び



そして




夢が叶うかもしれないという興奮





虹真に会えるというざわめき





全てが俺の背中を押してくれる





さぁ




始まる