氷の恋愛






随分待たせてしまった



虹真は待っていてくれているだろうか






講義中も考えるのは虹真と仕事のこと






正直虹真に会いたい反面

会うのが怖い




もし他に好きな奴がいたら?

俺のこと待ってないかもしれない







そう考えると怖くて震える






「だっせぇ…………」






結局俺は小さく女々しい男

何も変わっていない





だけど


モデルとして

男としては成長したつもりだ






なぁ、虹真





俺…………お前を迎えに行ってもいいか?



お前は俺をまだ好きだと言ってくれるか?






俺は虹真に会ったら一言だけ言いたい





「好きだ…………」





好きのたった2文字