氷の恋愛




世或side




虹真が玉ねぎで泣いていたとは知らない俺は






「世或、やる気ねぇなら帰れ」

「あり……ま……す?」

「あ?」

「あります!!わぁー撮影楽しいな!!」








叶瑠くんから恐怖さえ感じるオーラから逃げられず撮影中



だけど虹真のことが気になり集中出来ない







モデルとして失格だな

プライベートと仕事は切り替えねぇと









「………………一旦休憩にします」

「え!?いや、俺出来ます!!」

「ガタガタうるせぇぞガキ」

「あい」







叶瑠くんが1度撮影を中断させた



俺の責任だ








「アメリカ行っても虹真の様子がおかしい度、電話したり会いに行ったり仕事を放棄するの?」

「それは…………」

「トップに立つんでしょ?生半可な気持ちで立てる訳ないじゃん」

「うん」






言われなくても分かってる



だけど


俺はまだガキだから不安になる







虹真を信じているハズなのにあの犬になにかされた?とか


悪い虫が付いてないか?とか





色々心配で











「俺………………小さい男だ」

「今更だね」

「え」

「世或は架也そっくりで器の小さい男だよ」

「笑いながらそんなこと言われても」






正直へこむ