それから朝食を食べ終え



少しゆっくりしてから虹真を家まで送り届けた






勿論




「どの面下げて来やがった!!あぁん?」

「何処のチンピラっすか」

「うるせぇよ」

「恭さんの方がうるさ…………うぐっ」





身体に1発殴られた



マジで身体狙ってきやがった





「本当はボコボコにしてやりたいが、俺もモデルだ。身体が商品だからこれ以上傷は付けねぇよ」

「しっかり付けてんじゃん」

「何か言ったか?」

「いえ何も」





1発で済んだのは良かったのかもしれない







「虹真、また連絡する」

「はい」






虹真に別れを告げて俺は随分と遅い登校をした






「もう昼休みも終わったぜ?」

「あー柚」

「あと1限しかねぇよ」

「虹真食べてたから」

「ノロケんな」






柚は心底嫌な顔をした